吉永康樹の CFOのための読みほぐしニュース

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2007年 05月 30日

長期金利が上昇、今年最高に迫る

債券市場では、長期金利の代表指標である新発10年物国債利回りが一時前日比0.030%高い1.755%に上昇し、1月に付けた今年最高水準(1.760%)に迫った。

http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C2902V%2029052007&g=E3&d=20070529

(コメント)
金利上昇は実体経済にさまざまな影響を与えます。
中でも為替に与える影響は特に重要です。

しかし、円高に振れるか円安に振れるかは一概に言えず
その判断は難しいものがありますね。

一般には円キャリートレード(低コストの円で資金調達し、
外貨で投資を行うこと)が手仕舞いに向かうので、
円高に振れるという見方が優勢ですが、

「日本の銀行にとって利上げは調達金利上昇につながる一方、
貸し出しは簡単に伸びそうにない。しかも、国内金利が上がれば日本の債券は
買いづらい。となると、投資の行く先は外債になる。」
(クレディ・スイス証券チーフエコノミスト 白川浩道氏/「週刊東洋経済」2007年6月2日号)

ので円安が進行するという見方もあります
結局のところ、自社にとって保守的に予測する、
ということしかないのかもしれませんね。

by yasukiyoshi | 2007-05-30 08:48 | 資本コスト


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