2007年 10月 24日

キリンの協和発酵買収:1株当たり利益(EPS)の希薄化は問題か?-その3

協和発酵株続落、TOB価格乖離広がる
協和発酵の株価は1500円に設定されたTOB価格にさや寄せせず、下落が続く異例の展開になっている。23日の終値は前日比58円(4.2%)安の1320円。22日午前の正式発表後2日連続で下がり、TOB価格との差は180円に開いた。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D2308G%2023102007&g=S1&d=20071023

【CFOならこう読む】
協和発酵株の昨日の終値はTOB価格よりも1割以上安い1,320円でした。これは一株当たり利益(EPS)の希薄化懸念というより、株価の希薄化懸念を市場が示しているととらえるべきです。これはすなわち株式交換により発行される協和発酵株の株数が、キリンファーマの株主価値に見合わないと市場は評価していると解するべきです。

ちなみにキリンの財務アドバイザーはJPモルガン、メリルの財務アドバイザーはメリルです。こういうディールを主導するアドバイザーの名前は良く覚えておきましょう。

【リンク】

Yahoo!ファイナンス:協和発酵工業株式会社
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4151.t&d=c&k=c3&z=m&h=on


by yasukiyoshi | 2007-10-24 09:07 | M&A


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