吉永康樹の CFOのための読みほぐしニュース

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2007年 10月 26日

シティ・日興コーディアルの株式交換比率

英米ファンドが日興株を大量売却、三角合併控え利益確定
日興コーディアルグループの大株主の投資ファンドが日興株の売却を進めている。英系の投資ファンド、オービス・インベストメント・マネジメントが日興株の大半を売却し、持ち株比率が5.30%から0.33%に低下したことが、24日付の大量保有報告書で明らかになった。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071026AT2C2503B25102007.html

【CFOならこう読む】
株式交換比率は12月または1月に、一定期間の平均市場株価に基づき下限37ドル、上限58ドルの間で決定すると10月2日に発表されています。日興株式を売却した英米ファンドは、シティの株価がサブプライム問題の影響から37ドルを割り込むリスクを考慮したものと思われます。ちなみに昨日のシティの終値は41.23ドルでした。

売り手である日興株式の評価を1700円と明確に示した上で株式交換比率の算定をすることとしているので、株主も売り買いの判断ができるのです。

この案件と比較するとキリン・協和発酵の経営陣がいかに株主に対して不誠実であるかよくわかります。

【リンク】
包括的戦略提携の一層化を図る シティ、株式交換にて日興コーディアルグループ全株式を追加取得へ
http://www.nikko.jp/ICSFiles/afieldfile/2007/10/02/071002_2.pdf

CFOニュース:2007年10月03日記事 米シティ、日興を三角合併方式で完全子会社に
http://cfonews.exblog.jp/6562144/


by yasukiyoshi | 2007-10-26 08:46 | M&A


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