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2007年 11月 14日

連結子会社の決算期変更―花王・カネボウのケース

花王は2009年3月期から連結子会社のカネボウ化粧品の決算期を現在の12月期から3月期に変更する。本体と決算期をそろえ投資家に対し情報開示の透明性を一段と高めるのが狙い。2009年3月期から四半期決算が義務づけられることも背景にある。
(2007年11月14日日本経済新聞19面)

【CFOならこう読む】
子会社の決算日と連結決算日との差異が3ヶ月を超えない場合には、親会社は子会社の正規の決算をそのまま利用して連結決算を行うことができます(連結原則注解7)。

しかし3ヶ月決算がずれていると、四半期決算では、親会社の4-6月期に子会社の1-3月期を連結することになり連結情報としての有用性が低くなる問題があります。

日本では2009年3月期から四半期決算制度が正式に導入され、3ヶ月単位の即時開示が求められることもあり、多くの会社が決算期変更に踏み切るものと予想されます。

子会社の決算期変更をする場合、子会社の損益をどのように連結するかについては次の2つの方法が考えられます。
①前年1月から3月までの損益は連結損益計算書に含めず、連結株主資本等変動計算書に利益剰余金の増減として、「決算期の変更に伴う子会社剰余金の修正」のように表示する方法。
②子会社の事業年度の月数を15ヶ月として、連結損益計算書に含める方法。ただしこの場合その旨、及びその内容を連結財務諸表に注記する必要があります(連結財務諸表規則ガイドライン3-3)。

【リンク】
 なし

by yasukiyoshi | 2007-11-14 08:27 | 会計


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