吉永康樹の CFOのための読みほぐしニュース

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2007年 11月 28日

のれんの償却期間延長―ゼンショーのケース

牛丼店「すき屋」を展開するゼンショーの異例の会計処理変更が業界内で話題になっている。2007年9月中間期から突然、のれん代の償却期間を延長した。単年度ごとの償却負担が減るため、今期の営業利益は上乗せされる。同社は短期から中長期的に投資を回収するM&A戦略に変えたためとするが、重い金利負担や回転ずし事業の行き詰まりなど、苦しい財務事情も見え隠れする。
(日経金融新聞2007年11月28日 5面)

【CFOならこう読む】
記事の中で中央大学の間嶋教授の「保守的な会計処理の観点から償却期間を短くするケースはあるが、延長はよほど正当な理由がないと認められない」という意見が紹介されていますが、その通りだと思います。

昨年エム・ピー・テクノロジーという会社がのれんの償却期間の延長について、会計監査人である中央青山が了解しなかったというような事例もあります。記事にあるように「会計処理の変更は当社からではなく、監査法人(あずさ)から言われた」ということが本当ならかなり問題だと私は思います。

【リンク】
2007年11月16日「2008年3月期 中間決算短信」株式会社ゼンショー
http://www.zensho.co.jp/documents/ir/report/pdf/20071116-1.pdf

平成18年6月15日「平成18年7月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」株式会社エムピー・テクノロジーズ
http://www.mptech.co.jp/jp/news/pdf/pr060615_02.pdf


by yasukiyoshi | 2007-11-28 09:24 | 会計


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