吉永康樹の CFOのための読みほぐしニュース

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2007年 12月 18日

委任状争奪戦ーイオン・CFSのケースその2

イオン、委任状勧誘を開始・CFSのアインとの統合反対
大手ドラッグストアCFSコーポレーションと調剤薬局大手アインファーマシーズの経営統合に反対するイオンは17日、CFSの株主に対し、統合反対を呼びかける委任状勧誘を始めたと発表した。「CFS株主に極めて不利な統合比率」と訴え、1月22日に開くCFSの臨時株主総会で議決権の3分の1超の反対票を集め、統合案を廃案にする狙いだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D17086%2017122007&g=S1&d=2
0071217

【CFOならこう読む】
イオンは統合比率がCFS株主にとって不利であることを理由に統合反対の委任状勧誘を開始するとのことですが、焦点はCFSがアイン傘下に入るのか、イオングループのメンバーであり続けるのかにあるはずです。この点は12月11日に書いたとおりです(http://cfonews.exblog.jp/6925859/)。

この点をはっきりしないとイオン以外のCFS株主は何を選択するのかよくわからないことになります。また判断するための情報も明らかに不足しているように思います。そもそも、CFSの件は、イオンにとって15%という中途半端な持分ではグループ経営を行っていくことが困難であるというグループの資本提携のあり方そのものを見直す契機とすべきであり、いずれにしてもCFSの持分を最低過半まで増やす必要があると思います。それなら今イオンがやるべきことは、委任状勧誘ではなくイオン側が適正であると主張している株価800円でTOBを行うべきだと思います。

【リンク】
2007年12月17日「㈱CFSコーポレーションの臨時株主総会に向けた委任状勧誘の開始について」イオン株式会社
http://www.aeon.info/ICSFiles/afieldfile/2007/12/17/071217R.pdf


by yasukiyoshi | 2007-12-18 08:34 | M&A


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