吉永康樹の CFOのための読みほぐしニュース

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2008年 01月 19日

株式交換比率の決め方-シティ・日興のケース

シティ株交換比率、日興1株に0.602株・初の三角合併成立へ
米シティグループは18日、日興コーディアルグループとの株式交換で、日興株1株に対しシティ株0.602株を割り当てると発表した。海外企業が自社株を利用して日本企業を買収する「三角合併」が初めて成立することになった。日興は23日に上場廃止となり、29日の株式交換を通じてシティの完全子会社となる。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C18042%2018012008&g=MH&d=20080118

【CFOならこう読む】
何はともあれ株式交換が成立しました。

この場で何度もお話ししているように、私はこの「三角合併」は出来れば成立してもらいたいと思っていたので、当事者でないにも関らず、15日から17日の間はかなりドキドキしながらシティグループの株価の動きを見ていました。

交換比率は1:0.602

仮に株式交換発表当初に交換比率を決定していたとすると(先日のイー・トレードのように)、1:0.3であったとのことでおよそ倍増です。シティグループが、1:0.3で無理にディールを進めていたら大きな社会問題になっていたでしょうし、またぞろ外資の脅威の大合唱であったでしょう。

次の関心は総会で株式交換に反対した株主の株式買取価格がいくらになるかですが、裁判にまで行くかどうかが注目されます。

【リンク】
平成20年1月18日「株式交換比率算定結果のお知らせ」日興コーディアルグループ
http://www.nikko.jp/ICSFiles/afieldfile/2008/01/18/080118_2.pdf


by yasukiyoshi | 2008-01-19 08:40 | M&A


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