2008年 01月 21日

委任状争奪戦-イオン・CFSのケースその5

CFSのアイン統合案 株主総会で承認微妙に
ドラッグストア大手CFSコーポレーションは22日、調剤局大手アインファーマシーズとの経営統合を諮る臨時株主総会を開く。統合にはCFSの筆頭株主であるイオンが反対し、委任状争奪戦を仕掛けている。
(日本経済新聞2008年1月21日 9面)

【CFOならこう読む】イオン側が1/3超の反対票を積み上げられれば、CFSの経営統合は否決されます。これは、イオンの持株比率は15%なので、あと18%強の否決票が必要だということを意味します(もちろん当日の議決権行使率が低ければこの比率は下がります)。

勝敗の鍵を握るのは、23%の持株比率を握る個人株主の動向です。資本主義化の会社経営は多数の個人株主により民主的に行われるべきであると思うのですが、日本の多くの企業はそうはなっていません。今回のケースのように株主総会で個人株主が大きな存在感を示すことができる機会は滅多にありません。個人株主の皆さんはぜひとも議決権を無駄にしないようお願いしたいものです。

株主総会にはイオンの岡田社長自ら出席されるそうです。ならばCFS側もアインファーマの社長を出席させて、どちらの傘下に入るのが株主価値をより創造させるのか2人に一騎打ちで議論をさせれば面白いと思うのですが。

【関連過去記事】
12月11日「委任状争奪戦ーイオン・CFSのケース 」
http://cfonews.exblog.jp/6925859/

12月18日「委任状争奪戦ーイオン・CFSのケースその2」
http://cfonews.exblog.jp/6959604/

12月21日「委任状争奪戦ーイオン・CFSのケースその3」
http://cfonews.exblog.jp/6975070/

1月10日「委任状争奪戦ーイオン・CFSのケースその4」
http://cfonews.exblog.jp/7071043/


by yasukiyoshi | 2008-01-21 09:03 | M&A


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