2008年 07月 31日

資本政策詳解-ベンチャーリパブリック

【CFOならこう読む】
ベンチャーリパブリックの株式上場の概要は次の通りです。

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8月は全部で4件IPOがあります。ベンチャーリパブリックの公募価額3000円、2008年12月期予想EPSが129.33円なのでPER23.2倍と最近のIPOの中では比較的高い水準の価額での株式公開となっています。

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ベンチャーリパブリックの主な資本政策は (表2)の通りです。
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2005年6月に連結子会社ベスタグ㈱を8月に連結子会社トラベル・シーオージェーピーを株式交換により完全子会社化しています。

この2社をベンチャーリパブリックは2007年1月1日に吸収合併しています。これにより上場直前期である2007年12月期に抱合株式消滅差益210百万円を計上し、前期までの欠損金を解消しています。

(表3)はベンチャーリパブリックの株主構成です。

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三菱商事、ワークス投資組合(VC)が大株主で、柴田社長は7%の持分を有するにすぎません。

なお、資本政策とは直接関係ありませんが、2005年12月期の財務諸表に後発事象として次の開示があります。
「1 平成17年12月28日、当社の株主より当社に対し、当社と子会社でありますベスタグ株式会社との間の平成17年6月9日付株主総会で株式交換契約の承認を受けた株式交換について、株主総会の招集手続に不備がある等の主張に基づき、株式交換無効確認請求訴訟が提起され、平成18年3月28日に東京地方裁判所にて株式交換無効の判決が出されました。

当社では、本件に関する今後の対応につき、弁護士等の専門家に相談の上協議をしております。

2 平成18年2月10日、当社の株主より当社に対し、当社と子会社でありますトラベル・シーオージェーピー株式会社との間の平成17年7月21日付株主総会で株式交換契約の承認を受けた株式交換について、株式交換の手続に不備がある等の主張に基づき、株式交換無効確認請求訴訟が提起されました。

本件につきましては、弁護士等の専門家と相談の上、平成18年3月22日に東京地方裁判所にて口頭弁論を行いました。第二回口頭弁論が平成18年5月12日に東京地方裁判所にて予定されておりますので、引き続き弁護士等の専門家と相談の上、今後の訴訟対応を検討していく所存であります。」
多少脇が甘い会社なのかもしれません。

【リンク】
株式会社ベンチャーパブリック
http://www.vrg.jp/


by yasukiyoshi | 2008-07-31 08:10 | IPO


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