2008年 08月 07日
揺れる行政戸惑う市場 司法判断も意図せぬ影響 萎縮する投資家 「悪夢を思い出す」。東京証券取引所の幹部が言う悪夢とは、敵対的な買収を防止できる「黄金株」を禁止する方針を打ち出した一ヵ月後に。「条件付の容認」に追い込まれた”事件”を指す。【CFOならこう読む】 やはりそういうことだったか、と今更ながら思います。 経産省、そして”産業界”の力を改めて感じます。 ところで”産業界”とは何でしょう? ”産業界”が守ろうとしているものとは何でしょう? 私には、”産業界”とは、このブログの中で繰り返しお話ししているような、経営者・従業員主権ともいうべき日本のコーポレートガバナンスを象徴するもの、であるように感じられます。 彼らの力は強大です。 自らを守るためには、自由市場経済の発展を阻害するような要求を平然とつきつけます。 本日の「経済教室」でビル・エモット氏が、アジア(特に中国)の発展は、自由主義経済がもたらしたものであると述べています。そして次のエピソードを紹介しています。 「90年代に、講演者や経済顧問として最も頻繁に中国政府が招いた外国人は、ここ数十年で最も強力な自由市場論者の一人であるかのミルトン・フリードマン教授だった。”産業界”の主張と、”将来のイノベーション”とが両立しない場合、我々がどちらを重視すべきかは明々白々でしょう。 【リンク】 なし
by yasukiyoshi
| 2008-08-07 08:58
| コーポレートガバナンス
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アバウト
日々のニュースをCFOはどう読むべきか。CFOに役立つニュースをピックアップし、アカデミック&実務の視点から、そのニュースの本質をわかりやすく「解きほぐし」ます。 by yasukiyoshi ■このブログについて ●「CFOニュース」を始めた理由 ●このブログへのコメントについて ■マーケット情報 2月19日の東京市場 ●日経平均株価 7557.65円(前日比+23.21円) ●株価収益率(PER) 日経225種 前期基準8.70倍(予想68.87倍) ●円/ドル 93.56円~93.58円(前日比-0.98円) ●円/ユーロ 117.81円~117.85円(前日比-1.06円) ●長期金利(10年国債利回り) 1.260%(前日比+0.005%) 2月20日の米国市場 ●NYダウ平均 7,465.95ドル(前日比-89.68ドル) ●ナスダック指数 1,442.82ドル(前日比-25.15ドル) にほんブログ村ランキングに参加しています。 新規公開株情報サイト IPO 2.0 カテゴリ
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