2008年 11月 08日

金融機関の自己資本比率規制緩和

地域金融の株含み損、算入不要に 自己資本規制を弾力化
中川昭一財務・金融担当相は7日、閣議後の記者会見で、銀行などの自己資本比率規制を見直し、保有する有価証券の含み損の一部を算入しなくて済むルールを決めたと表明した。2008年12月期から、12年3月期まで適用する。なかでも多くの地域金融機関は株式や債券などの含み損を算入しなくて済むようになり、株価急落が自己資本比率を押し下げる影響を回避できる。銀行の貸し渋りを防ぐ効果もあるとみている。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081107AT2C0700807112008.html
【CFOならこう読む】
従来金融庁が有価証券の含み損益を金融機関の自己資本に厳格に反映させてきたのは、金融機関の健全性を示す自己資本比率を正確に把握する必要があったからです。これを当座の貸し渋り対策として、ルールそのものを変更するのは、会計基準を変更するのと同様、本末転倒だと私は思います。

自己資本が基準値を下回る金融機関には、資本増強を促すのが筋でしょう。

【リンク】
 なし

by yasukiyoshi | 2008-11-08 17:28 | 会計


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