吉永康樹の CFOのための読みほぐしニュース

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2007年 08月 30日

金融庁:税制要望まとめる

株式の配当と譲渡益にかかる税率は現在、本来の20%から10%に軽減されているが「貯蓄から投資」の流れを定着させ、金融・資本市場の国際競争力を強化するため、現行税率の維持が不可欠として恒久化を求める。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20070830k0000m020119000c.html


(CFOならこう読む)

証券市場がきちんと機能するためには
一般投資家を増やしていくことが決定的に重要です。
そういう意味で軽減税率の維持の恒久化は不可欠でしょう。

これに対し民主党は「金持ち優遇」と批判している
との記事がありましたが(2007年8月30日「日本経済新聞」朝刊3面)、
将来展望に欠けた主張と言わざるを得ません。

すべての日本国民が個別銘柄、投資信託、年金等形態は様々でも、
株式への投資を増やしていくことが、
日本がまともな資本主義国家として生きていくための必須条件なのです。
証券投資は「金持ち」だけがするものでは決してないのです。

by yasukiyoshi | 2007-08-30 08:12 | 税制


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